柴犬月讀荘

子犬のしつけ

柴犬は頑固で人に甘える事が少ないクールな品種だと言われています。
また、自分がリーダーになろうとする『権勢本能』と、強い者に服従する『服従本能』を持ち合わせています。 『権勢本能』がエスカレートすると、気に入らないことがあれば噛みつく・吠える・威嚇する、といった 問題行動を起こすようになります。
逆に飼い主が犬より優位な立場に立てばそういったことはせず、忠実で従順な誰からも好かれる犬になります。
しつけとは厳しくしたり叩いたりすることではなく、飼い主と犬が気持ちよく幸せに過ごせるように
人間社会のルールを覚えてもらうことなのです。
しつけは根気強さが必要で大変なこともありますが、従順で賢い犬なので上手くいくと家族を決して裏切ることなく 何があっても深く家族を愛し続けます。
下記にしつけの基本項目をまとめてみましたのでご覧ください。

しつけで大切な事〜思いきり褒める〜
人間と同じように犬も褒められると喜んで「もっと頑張ろう!」と思います。
些細な事でも頑張った時にはご褒美におやつをあげたり、言葉をかけながら頭を撫ぜたりしてあげましょう。
*撫でたら喜ぶところ・・・口元から耳。首から胸。後頭部から背中。
*撫でたら嫌がるところ・・鼻先。足元。わき腹。尾の先。
 (ただし、予防接種や病気の治療・ボディケアのために慣れさせておく必要があります。)
 逆に叱る時には体罰ではなく、「ダメ!」「イケナイ!」と一度だけ厳しい顔つきで言いましょう。


犬は群れで生活する習性を持っていますので、人間の家族を群れとみなして順位をつけます。
「犬に命令をするのは可哀想。」と思われる人もいますが、飼い主がリーダーだと主従関係を
はっきり認識させることによって人間社会に順応し、ストレスを感じることなく生きていきます。
可哀想だからと自由にさせる事は、逆にストレスを与えてしまうのです。
また、お父さんがリーダーで自分は二番目、お母さんや子供はその下、といった感じになって
しまってはいけません。 しつけは毅然とした態度で家族全員で行いましょう。

〜しつけのポイント〜
 生活は人間のペースで!
 遊びは飼い主から始めて飼い主で終わらせる。
 散歩をする時は飼い主が先に行動する。
 一緒に食事をしない。


生後1〜3ヶ月の間は社会化期といい、環境に興味を持ち始めると共に順応性が高い時期です。
この期間に教わった事は後々まで残りますので、家族全員で愛情を注ぎ、色々な経験をさせて
人や犬、周りの環境に慣れさせましょう。


『おすわり』・・・もっとも基本的な服従訓練です。
@左手にリードを持ち、右手におやつを持って向かい合います。
Aおやつを上の方から犬の鼻先に差し出して、座りかける瞬間に「おすわり」と声をかける。
 (座らない時は初めからやり直してください。)
B犬が完全に座ったらご褒美を与えてください。
座るようになったら徐々におやつを与えるタイミングを遅らせてください。

『ふせ』
@犬を座らせた状態で手の中のおやつを見せる。(もう一方の手はリードを持った状態で。)
Aおやつを持った手を地面につけるように下げていくと自然に「ふせ」の状態になります。
Bふせたらご褒美を与えてください。
慣れてきたらふせの動作に入った時に「ふせ」と声をかけます。

『まて』
@おやつを持ち犬を座らせる。
A犬が動こうとしたらおやつを食べさせてください。
B@の体勢に戻り、犬から1・2歩後ろへ下がる。
 また犬が動く寸前に犬に近づきおやつを与えてください。これを数回繰り返します。
C犬が待てるようになったら「まて」の声をかけます。少しずつ距離を離していきましょう。

『こい』
@おやつを持ち、「おすわり」「まて」の号令をかけて犬と向き合う。
Aおやつを見せながら「こい」と呼び、後ろに2・3歩下がってください。
B犬がついてきたら座らせておやつを与えます。これを数回繰り返してください。
C長いリードなどを使い徐々に距離を延ばしていき、上手くできるようになったらリードを使わずに
 訓練してください。

 慣れるまで根気よく行ってください。
 出来た時にはよく褒めてあげましょう。


トイレのしつけは子犬を迎え入れた日から始めます。
子犬のうちは体の機能が未熟でまだ上手くコントロール出来ませんので、粗相をしたからといって決して叱ったりしないでください。
叱られると何故叱られたのかが分からずガマンをしたり、隠れて排泄するようになります。
上手に排泄が出来た時にはおやつを与えるなどして褒めてあげると、「ここでオシッコをすると良いことがある!」と思い、早く覚えるようになります。
柴犬はキレイ好きなので少々の尿でも汚れた所では中々しません。
ノミや寄生虫予防のためにも出来るだけ清潔にしておきましょう。

@ペットシーツを2重にし、プラスチックの浅いトレーなどに敷きます。(新聞紙なら数枚。)
 サークルで囲い、排泄が終わってから出す方法も失敗を防ぎながら覚えさせる事が出来ます
 ので効果的です。
A犬をハウスからトイレへ。排泄が終わるまで出さないようにします。
 (オシッコの匂いがついた紙を新しいシートの下に少し敷いておくとスムーズに排泄する場合も
 あります。)
B排泄した後には撫でて褒めてあげてください。

*違う場所で排泄をしている最中でしたら叱っても良いのですが、排泄が終わっている場合は叱らないようにしましょう。また、排泄の処理は見えないように行い、匂いが残らないように消臭剤などで匂いを完全に消してください。

子犬は一日に何回も排泄します。
ソワソワしたり床の匂いを嗅ぎ始めたらトイレへ連れて行きましょう。
その他にも、
 目が覚めた後
 多めの水を飲んだ後
 食事の後
 遊んだり動いたりした後 などがサインになります。



健康の基本は何と言っても毎日の食事です。
バランスの取れた食事を与えることで、元気で長生きできる犬になります。
犬と人間の食事には大きな違いがあり、脂肪や塩分の多い人間の食事は犬には向きません。
*ネギ類や魚介類、刺激物や甘いお菓子、人間の飲み物などは与えないように注意しましょう。
成長過程や体重、運動量に応じて、犬の成長に見合った食事を必要な分だけ与えましょう。
また、便の様子も参考になります。
便が柔らかい時は食事が多すぎますし、コロコロと硬ければ食事の量を増やしてみましょう。

下記に食事内容と回数を記載しております。
ドックフードの種類や特徴、犬に必要な栄養素に関しましては『子犬の食事』のページに
記載しておりますので、そちらをご覧ください。

〜食事内容と回数〜
幼年期(30日〜90日)離乳食から子犬用の普通食へ。(朝・昼・夕・夜)
少年期(90日〜半年)子犬用の普通食。(朝・昼・夕・(夜))
青年期(半年〜1年半)子犬用から成犬用へ。(朝・(昼)・夕)
成犬(1年半〜8年)成犬用フード。(朝・(夕))
老犬(8年〜)塩分控えめの老犬用フードへ。(朝・(夕))

 

飼い主と一緒に出かける散歩は散歩は犬にとっての楽しみのひとつです。
外の世界や他の犬、人間と出会うことで、社交性や協調性を身につけていきます。
また、飼い主がリーダーシップを発揮する場でもありますので、主導権を握る事が大切です。

〜大切なこと〜
 時間やコースは飼い主が決めてください。
 飼い主が先、犬は後。という主従関係を保ちましょう。
 歩くペースは飼い主に合わせ、横に寄り添って歩きます。
 拾い食いは食中毒や感染症の原因になりますので、リードを引いて止めさせてください。
 他の犬や人間に出合い、吠えたり近寄ったりした時には座らせて制御しましょう。
 フンは飼い主が責任を持って持ち帰りましょう。

〜散歩の仕方〜
@「まて」で犬を制止させてから、まず自分が先に玄関から出ます。
A道路に出る時も犬が飛び出さないように注意しながら飼い主が先に歩き出しましょう。